闇金とは、行政機関に登録せずに違法な高金利で金銭を貸し付ける業者のことを指します。闇金と聞くと、近年では「闇金ウシジマくん」などが有名ですが、一昔前だと「ナニワ金融道」など闇金を題材としたドラマもありました。

闇金業者は、借金が返済できなくなった人に対して、非常に悪質な手口で取り立てを行います。最初から闇金からお金を借りるという人はほとんどいませんが、生活に困窮して他の金融機関から借入ができなくなったときに闇金に手を出してしまう方が多いです。

この記事では、闇金から借りた借金を返さないとどうなるのか、その被害や怖さなども含めて対処法をご紹介していきます。

闇金業者の取り立て方法

闇金業者は、違法な利息でお金を貸し付けています。しっかりと登録している金融業者は法律の範囲内での利息でやりとりをしますが、闇金業者は法律の外で動いています。

通常の金融機関からは借りることができない顧客に対して、そこにつけこんで商売を行っているのです。

闇金業者でよく聞く利息に関する言葉としては以下のものがあります。

  • 10日で1割(といち)
  • 10日で5割(とご)

など、通常ではありえないような高金利でお金を貸しているのです。簡単に言えば10日で1割なら5万借りれば10日後に5,000円の利息が発生している計算です。

当然、このような高金利での返済はすぐに頭打ちになり、返済ができなくなることが多いです。闇金業者も相手はお客様なので最初は優しい口調で歩み寄ってきます。しかし、いざ返せないとなると徐々に本性が見えてきます。

何度も何度も取り立ての電話

闇金業者は1日に何度も電話をかけてくることもあります。中には100回近くの電話がかかってくるなんてこともあります。これは話すことが目的ではなく嫌がらせ目的での行為です。

電話に出ないと、職場や家族にまで電話してくるケースもあります。

過度な嫌がらせをされる

・家の壁にビラを何枚も貼られる

・頼んでいない宅配物が届く

このような嫌がらせは、どんどんエスカレートし返済されるまで続くケースもあります。

一昔前のように、闇金業者が自宅に夜な夜な押しかけてきて、ドアをドンドン叩きながら怒鳴るといった行為はほとんどなくなってきましたが、近年では嫌がらせにより精神的に追い詰めるという行為が多くなっています。「こんなことが続くなら払ってしまった方が楽だ」と思わせるのです。

周りの人を巻き込んだ脅し

お金を借りた側は、借りたことに対する負い目もあるので闇金業者から脅しを受けるだけでもかなりの精神的ダメージを受けてしまいます。

・「返さないと、職場や家族にバラすぞ」

・「どこに逃げても無駄だぞ、どこまでも追い込むぞ」

・「○日までに返さなかったらどうなるか分かってんだろうな」

このような脅しは闇金業者の定番の脅し文句です。借りた側は、自分だけじゃなく家族や周りの人にも迷惑がかかると思うと、それを恐れて闇金業者の言うままに従ってしまうこともあります。

闇金相談は警察に言えば解決する?

闇金業者からの強引な取り立てに困った際に、相談先として真っ先に思い浮かぶのが「警察」だと思います。警察に相談すれば解決するだろうと思われている方も多いです。

しかし、現実問題として闇金業者からの取り立てに、警察が介入するのは難しい現状です。警察は民事不介入ということもあり、よほど刑事事件になるようなことがなければ対応ができないのです。

たとえば、あきらかに暴力的な行為をされたという場合には刑事事件ですが、その場合でも証拠がなければなかなか難しいところです。闇金業者が顧客に「お金を返してくれ」というのは違法ではありません。

もちろん、闇金業者からの暴力的行為を受け、証拠もバッチリ揃っている場合には、警察に相談することで解決に向かうこともありますので、その場合は早急に警察に相談にいってみてください。

闇金業者も色々な工夫をして、なるべく警察に介入されないように、ギリギリのところでうまく手をうっているのです。

司法書士などの専門家に相談を!

闇金業者に困った場合に最も有効な相談先は、司法書士や弁護士などの法律の専門家です。闇金業者は法律的な手段を使ってくる司法書士や弁護士の介入を嫌いますので、これらの人たちに相談することで早期に解決することができます。

専門家に依頼し、受任通知を発送してもらえば多くの場合、取り立てはストップしますので、精神的に楽になります。それでも悪質に取り立てを続けるような場合には、あきらかに法律違反なので警察も動くことができるので連携して対応していくことができます。最終的には、闇金業者側も、これ以上関わってもデメリットしかないと判断し諦めるケースが多いです。

闇金問題でお困りの方はLINEまたはメールによる当事務所の無料相談をご利用ください。

お問い合わせ

相談料は何度でも無料ですので1人で悩まず気軽にご相談くさい。